イベント・展示情報

令和6年度近世史料館特別展 加賀藩における人びとの動き

 近世社会では、街道が整備されたことで多くの人びとが行き交いました。当時の藩主は参勤交代によって江戸と国許を行き来し、多くの家臣もそれに従って移動するなか、天和3年(1683)以降、加賀藩では上屋敷(本郷邸)・中屋敷(駒込邸)・下屋敷(平尾邸)が拠点として機能していました。また、京都には詰屋敷、大坂には蔵屋敷が置かれ、これらも拠点となることで藩士らは藩領外にも移動することになります。そして、百姓や町人も手続きを取ることで移動が許され、商売や出稼ぎ、参詣や遊学など、さまざまな目的で藩領外に出て活動していました。

 本展示ではこのような人びとの動きに注目し、当時の江戸・京都などに関係する史料を紹介するとともに、参勤の行程からは外れるものの、陸路や海路によって人びとが移動していた能登についても史料を紹介・展示します。

 

[開催期間]

2024年12月7日(土曜日) 〜 2025年1月19日(日曜日)

10時00分 〜 19時00分

月曜日休館(祝日開館) 土日祝日は17時まで

[開催場所]

金沢市立玉川図書館近世史料館  〒920-0863 金沢市玉川町2-20 

電話番号 076-221-4750