金沢市図書館叢書(15)　『御用方手留　三』の刊行･販売について

投稿日時 : 06/01

　金沢市立玉川図書館近世史料館においては、令和６年度事業として金沢市図書館叢書(15）『御用方手留　三』を刊行いたしました。

　図書館叢書の刊行は、古文書を活字化して刊行することにより、全国各地の研究者や、加賀藩の歴史を学びたい市民等に、加賀藩研究の基礎史料を広く提供・情報発信することを目的としています。

体裁Ａ４縦版　本文　縦書き497頁　　　　　　　(写真は『御用方手留　一』)

　「御用方手留」は加賀前田家の年寄(家老)役・人持組頭を勤めた奥村家(一万七千石)の幕末の当主栄通(助右衛門・河内守・伊予守)が記した役務日記です。

『御用方手留　三』の内容

　万延元年(1860)10月朔日から元治元年(1864)5月10日までの日常的な役務の記録(藩主の鷹狩・御能・学校御覧や年中行事・儀礼等)の他、

　　・藩主斉泰上洛、栄通御供

　　・溶姫、若御前等の金沢下向

　　・前田慶寧娘の婚姻

　　・参勤交代制度改革

　　・年寄長連恭の叙爵

　　　　　　　　　　　　　　　等

販売　令和７年６月１日(日)より近世史料館にて販売　　1冊　5,761円

問い合せ　玉川図書館近世史料館 Tel 076－221－4750